職場の方から「キャンプに挑戦してみようと思うんだけど何から揃えたら良い?」という嬉しい質問をいただいたので、皆さんにも共有出来たらと思い、この記事を書いてみます。
上の質問に対して、僕の回答は次の通りでした。
「まずは焚き火を作る火起こしセットを用意してみてはどうでしょう。」
すると、質問をしてくれた方から、
「テントや寝袋用は?」と返答が返ってきました。
キャンプを始めるに際しての話をしていると、しばしば、キャンプのハードルを上げている先入観を感じます。
キャンプというと多くの方がテント泊ありきのイメージを持たれていると思いますが、デイキャンプという言葉がある様に、最初から無理してテントや寝袋を購入しようとしなくても大丈夫です。
確かにテントや寝袋などの装備を揃えて一泊してみると、非日常の体験がそこにはありますが、デイキャンプや日帰りキャンプでも十分にキャンプの醍醐味を味わうことが可能です。
では、デイキャンプなどの非宿泊型のキャンプではどの様な楽しみ方があるでしょうか。
僕は楽しみ方の一つに、焚き火をおすすめしたいと思います。
焚き火を火種からじっくりと育てて、自分で作った焚き火でお肉や野菜、ソーセージなど何かを焼いて食べてみる、はたまたお湯を沸かしてコーヒーや紅茶を淹れてみる。
きっとこれだけでもキャンプの雰囲気を十分に楽しむことが出来ると思います。
そして、火起こしに慣れてくると、いざ泊まりのキャンプ場でも安心して過ごすことが出来ます。
キャンプ場で周りをよく見てみると、火おこしに1時間以上掛かってしまっている方々もチラホラ見かけます。
キャンプに行って火起こしに時間をかけ過ぎてしまい、更に焦ってしまってその時間を楽しめない、、なんてことも実際あるかも知れません。
なので、最初は火起こしの練習を兼ねて日帰りでキャンプをしてみるのも、良いかなと思います。
では、火起こしにはどんな道具が必要でしょうか。
炭や着火剤など、バーベキューの道具を思い浮かべる方もいるかも知れませんが、ポケットに入る程度の道具で足りてしまいます。
例えば僕の火起こしありきの日帰りキャンプの必須道具は次の通りです。
左から、
・バトニング用のナイフ
・いざという時用のナイフ
・火吹き棒
・ファイヤースターター
・調理用ナイフ
・右上にある銀のケースには麻紐が入っています。
実際はこの中でも「火吹き棒」と「ファイヤースターター」と「麻紐」の3つが有ればたいていどこでもキャンプ出来ます。
あとは気分やシチュエーションに応じて、百均の焼き網や火にかけられるマグカップだけをリュックに詰めて出かけます。
薪についても、住んでいる土地柄、ちょっと足を伸ばせば直火OKの海岸や河川があるので、現地で流木などを調達しています。
口説くなりましたが、キャンプはテント泊をしなくてもキャンプです。
無理して高いものや多くのものを買わなくても、ちょっとした道具だけあれば十分に楽しめます。
最初のうちは、焦らずに焚き火の練習をしながら得意なキャンプスタイルを探してみるのも楽しいかも知れません。
【今回の紹介アイテム】
FURIHITO