冬キャンプに行ってみたいと思ったとき、寝袋と同じくらい悩むのが「何を着ていけばいいのか」ではないでしょうか。
昼間は意外と暖かくても、日が落ちると一気に冷え込み、朝には0度や氷点下になることもあります。
僕自身、これまで冬のキャンプで気温0度前後やマイナス気温を何度か経験してきました。
その中で感じたのは、冬キャンプの服装は「とにかく厚着すればいい」というものではないということ。
動く時間、焚き火の前で過ごす時間、そして寝る時間。それぞれで必要な暖かさが少し違います。
この記事では、僕が実際に0度〜氷点下の冬キャンプで着ていた服装をもとに、冬キャンプの服装を考えてみます。
結論|冬キャンプは重ね着で調整できる服装が使いやすい
冬キャンプで僕が基本にしているのは、何枚かの服を重ねて調整する方法です。
イメージとしては、
- 肌に近いインナー
- 暖かさを保つ中間着
- 風や冷気を防ぐアウター
という組み合わせ。
キャンプでは設営や薪割りなどで身体を動かすこともあれば、夜になると焚き火の前でじっと座っている時間もあります。
そのため、最初から分厚い服を一枚着るより、暑ければ脱ぎ、寒くなったら足せる服装のほうが使いやすいと感じています。
0度・氷点下で実際に着ていた服装
実際にマイナス気温まで下がった冬キャンプで、僕が着ていた服装はこんな感じでした。
- ヒートテック極暖系のインナー上下
- フリースジャケット
- 暖パン
- メリノウールの靴下
思ったよりシンプルではないでしょうか。
もちろんその日の気温や風、体質によって必要な装備は変わります。
ただ、実際にこの組み合わせで冬キャンプをしてみて感じたのは、服を何枚も重ねること以上に、身体を冷やしやすい場所をきちんと守ることが大切だということでした。
① インナー|肌に近い部分を暖かくする
僕が冬キャンプで使っていたのは、ユニクロのヒートテック極暖系のインナーです。
上半身だけでなく、下半身にも暖かいインナーを入れていました。
冬キャンプでは上着ばかりに意識が向きやすいのですが、脚も意外と冷えます。
特に夜は座って過ごす時間が長くなるので、上下ともに暖かいインナーがあるとかなり安心感があります。
ただし、設営や薪割りなどで汗をかいたまま夜を迎えると、その汗が冷えて寒く感じることもあります。
冬キャンプでは、暖かさだけでなく汗を残さないことも意識したいポイントです。
② 中間着|フリースが使いやすかった
インナーの上にはフリースジャケットを着ていました。
フリースは軽く、暖かく、暑くなったら簡単に脱げるのでキャンプではかなり使いやすいと感じています。
昼間はインナー+フリース。
気温が下がってきたら、その上にアウターを追加する。
そんな使い方ができるので、気温差の大きい冬キャンプと相性がいいです。
③ パンツ|下半身の防寒も忘れない
下半身は、暖かいインナーの上に暖パンを履いていました。
冬キャンプを始めた頃は上半身の防寒ばかり考えていましたが、実際に夜を過ごしてみると脚から感じる冷えもかなり気になります。
特に焚き火の前で長時間座っていると、身体を動かしている昼間とは体感がまったく違います。
そのため冬キャンプでは、上半身だけでなく下半身も一枚多めに考えておくと安心です。
④ 靴下|冬キャンプでは足元の冷え対策が重要
実際の冬キャンプで、かなり重要だと感じたのが足元でした。
僕が使っていたのはメリノウールの靴下です。
冬キャンプでは足先が冷えやすいのですが、もうひとつ気になったのが足がかいた汗でした。
暖かい靴を履いていると意外と足は汗をかきます。
その汗で靴下が湿ったままになると、夜になって気温が下がったときに一気に足先が冷えてきます。
僕自身、この経験をしてから冬キャンプでは足元をかなり意識するようになりました。
替えの靴下を1足持っていき、寝る前に乾いたものへ交換するだけでも安心感があります。
昼間と夜では同じ服装にしない
冬キャンプで難しいのが、昼と夜の気温差です。
晴れた日の昼間に設営をしていると、冬でも意外と暑くなることがあります。
その状態で厚着をしすぎると汗をかき、その汗が夕方以降に身体を冷やしてしまうことがあります。
僕は、
- 設営中は少し薄め
- 夕方になったらフリースを追加
- 夜はさらにアウターを着る
というように、そのときの寒さに合わせて調整するようにしています。
冬キャンプでは、暖かい服を着ることと同じくらい、暑くなったら脱げることも大切です。
焚き火をするときは服の素材にも注意
冬キャンプでは焚き火をすることも多いと思います。
暖かいアウターの中には火の粉に弱い素材もあります。
僕自身、焚き火の近くでは火の粉が飛んでくることを前提に服を選ぶようにしています。
お気に入りのダウンなどを着る場合も、焚き火との距離には注意したほうが安心です。
寝るときの服装は?
そして、冬キャンプでもうひとつ悩むのが寝袋に入るときの服装です。
僕が気温0度前後のキャンプで寝たときは、暖かいインナー上下に暖パンなどを組み合わせていました。
ただし、寝るときも「着られるだけ着る」というより、身体を締め付けず、寝返りができる程度の服装にしています。
汗をかいている場合は、そのまま寝袋に入らず、できれば乾いたインナーや靴下に替えておきたいところです。
そして重要なのは、服装だけで0度の寒さに対応しようとしないこと。
寝袋、マット、ブランケットなどを含めた寝床全体で寒さ対策を考える必要があります。
僕が実際に気温0度前後で使った寝袋や寝床については、こちらの記事で詳しくまとめています。
気温0度のキャンプで寝るには?実際に使った寝袋・寝床・服装を紹介
冬キャンプ初心者なら予備の防寒着を1枚持っていく
初めて冬キャンプへ行くなら、僕は少し余裕を持って防寒着を用意することをおすすめします。
天気予報では5度だったのに、実際のキャンプ場では0度近くまで下がる。
山や川沿いのキャンプ場では、そんなこともあります。
車で行くキャンプなら、使わなかったとしても追加のフリースや防寒着を1枚積んでおけば安心です。
「寒くなったら着るものがない」より、「持ってきたけど使わなかった」くらいのほうが冬キャンプでは安心。
これは何度か冬キャンプを経験して感じていることです。
寝袋選びも冬キャンプでは重要
服装を整えても、寝袋そのものが気温に合っていなければ夜はかなり寒くなります。
特に冬用の寝袋を選ぶときは、単純に「何度まで使えるか」だけではなく、快適に眠れる温度の目安も確認しておきたいところです。
キャンプ用寝袋の選び方についてはこちらの記事でもまとめています。
実際にマイナス気温でキャンプしたときの記録
今回紹介した服装は、机上で考えたものではなく、実際の冬キャンプで使っていたものです。
マイナス気温まで下がった滝沢園キャンプ場では、霜が降りるほど冷え込みました。
それでも、寝袋やマットなどの寝床と服装を組み合わせることで、僕の場合は朝まで眠ることができました。
当時のキャンプの様子はこちらの記事に残しています。
まとめ|冬キャンプの服装は「暖かさ+調整しやすさ」で考える
冬キャンプの服装に、誰にでも当てはまる正解はありません。
寒さの感じ方は人によって違いますし、風の強さや湿度、標高などでも体感は変わります。
ただ、僕が実際に0度〜氷点下のキャンプを経験して感じたポイントは、
- 暖かいインナーを使う
- フリースなど脱ぎ着しやすい中間着を使う
- 下半身の防寒も忘れない
- 足元の汗と冷えを意識する
- 昼と夜で服装を調整する
- 寝る前はできるだけ乾いた服にする
- 服だけではなく寝袋やマットも含めて考える
ということです。
冬キャンプは確かに寒い。
でも、しっかり準備して迎える冬の夜には、夏とはまったく違う静けさがあります。
焚き火の暖かさがいつも以上にありがたく感じたり、朝、テントを開けたときに霜で白くなった景色が広がっていたり。
寒さも含めて楽しめるようになると、冬キャンプはかなり面白い季節です。
初めて挑戦するときは無理をせず、少し余裕のある服装と装備で楽しんでみてください。


