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冬キャンプの服装は何を着る?0度・氷点下で実際に着た服装を紹介

冬キャンプに行ってみたいと思ったとき、寝袋と同じくらい悩むのが「何を着ていけばいいのか」ではないでしょうか。

昼間は意外と暖かくても、日が落ちると一気に冷え込み、朝には0度や氷点下になることもあります。

僕自身、これまで冬のキャンプで気温0度前後やマイナス気温を何度か経験してきました。

その中で感じたのは、冬キャンプの服装は「とにかく厚着すればいい」というものではないということ。

動く時間、焚き火の前で過ごす時間、そして寝る時間。それぞれで必要な暖かさが少し違います。

この記事では、僕が実際に0度〜氷点下の冬キャンプで着ていた服装をもとに、冬キャンプの服装を考えてみます。

結論|冬キャンプは重ね着で調整できる服装が使いやすい

冬キャンプで僕が基本にしているのは、何枚かの服を重ねて調整する方法です。

イメージとしては、

  • 肌に近いインナー
  • 暖かさを保つ中間着
  • 風や冷気を防ぐアウター

という組み合わせ。

キャンプでは設営や薪割りなどで身体を動かすこともあれば、夜になると焚き火の前でじっと座っている時間もあります。

そのため、最初から分厚い服を一枚着るより、暑ければ脱ぎ、寒くなったら足せる服装のほうが使いやすいと感じています。

0度・氷点下で実際に着ていた服装

実際にマイナス気温まで下がった冬キャンプで、僕が着ていた服装はこんな感じでした。

  • ヒートテック極暖系のインナー上下
  • フリースジャケット
  • 暖パン
  • メリノウールの靴下

思ったよりシンプルではないでしょうか。

もちろんその日の気温や風、体質によって必要な装備は変わります。

ただ、実際にこの組み合わせで冬キャンプをしてみて感じたのは、服を何枚も重ねること以上に、身体を冷やしやすい場所をきちんと守ることが大切だということでした。

① インナー|肌に近い部分を暖かくする

僕が冬キャンプで使っていたのは、ユニクロのヒートテック極暖系のインナーです。

上半身だけでなく、下半身にも暖かいインナーを入れていました。

冬キャンプでは上着ばかりに意識が向きやすいのですが、脚も意外と冷えます。

特に夜は座って過ごす時間が長くなるので、上下ともに暖かいインナーがあるとかなり安心感があります。

ただし、設営や薪割りなどで汗をかいたまま夜を迎えると、その汗が冷えて寒く感じることもあります。

冬キャンプでは、暖かさだけでなく汗を残さないことも意識したいポイントです。

② 中間着|フリースが使いやすかった

インナーの上にはフリースジャケットを着ていました。

フリースは軽く、暖かく、暑くなったら簡単に脱げるのでキャンプではかなり使いやすいと感じています。

昼間はインナー+フリース。

気温が下がってきたら、その上にアウターを追加する。

そんな使い方ができるので、気温差の大きい冬キャンプと相性がいいです。

③ パンツ|下半身の防寒も忘れない

下半身は、暖かいインナーの上に暖パンを履いていました。

冬キャンプを始めた頃は上半身の防寒ばかり考えていましたが、実際に夜を過ごしてみると脚から感じる冷えもかなり気になります。

特に焚き火の前で長時間座っていると、身体を動かしている昼間とは体感がまったく違います。

そのため冬キャンプでは、上半身だけでなく下半身も一枚多めに考えておくと安心です。

④ 靴下|冬キャンプでは足元の冷え対策が重要

実際の冬キャンプで、かなり重要だと感じたのが足元でした。

僕が使っていたのはメリノウールの靴下です。

冬キャンプでは足先が冷えやすいのですが、もうひとつ気になったのが足がかいた汗でした。

暖かい靴を履いていると意外と足は汗をかきます。

その汗で靴下が湿ったままになると、夜になって気温が下がったときに一気に足先が冷えてきます。

僕自身、この経験をしてから冬キャンプでは足元をかなり意識するようになりました。

替えの靴下を1足持っていき、寝る前に乾いたものへ交換するだけでも安心感があります。

昼間と夜では同じ服装にしない

冬キャンプで難しいのが、昼と夜の気温差です。

晴れた日の昼間に設営をしていると、冬でも意外と暑くなることがあります。

その状態で厚着をしすぎると汗をかき、その汗が夕方以降に身体を冷やしてしまうことがあります。

僕は、

  • 設営中は少し薄め
  • 夕方になったらフリースを追加
  • 夜はさらにアウターを着る

というように、そのときの寒さに合わせて調整するようにしています。

冬キャンプでは、暖かい服を着ることと同じくらい、暑くなったら脱げることも大切です。

焚き火をするときは服の素材にも注意

冬キャンプでは焚き火をすることも多いと思います。

暖かいアウターの中には火の粉に弱い素材もあります。

僕自身、焚き火の近くでは火の粉が飛んでくることを前提に服を選ぶようにしています。

お気に入りのダウンなどを着る場合も、焚き火との距離には注意したほうが安心です。

寝るときの服装は?

そして、冬キャンプでもうひとつ悩むのが寝袋に入るときの服装です。

僕が気温0度前後のキャンプで寝たときは、暖かいインナー上下に暖パンなどを組み合わせていました。

ただし、寝るときも「着られるだけ着る」というより、身体を締め付けず、寝返りができる程度の服装にしています。

汗をかいている場合は、そのまま寝袋に入らず、できれば乾いたインナーや靴下に替えておきたいところです。

そして重要なのは、服装だけで0度の寒さに対応しようとしないこと。

寝袋、マット、ブランケットなどを含めた寝床全体で寒さ対策を考える必要があります。

僕が実際に気温0度前後で使った寝袋や寝床については、こちらの記事で詳しくまとめています。

気温0度のキャンプで寝るには?実際に使った寝袋・寝床・服装を紹介

冬キャンプ初心者なら予備の防寒着を1枚持っていく

初めて冬キャンプへ行くなら、僕は少し余裕を持って防寒着を用意することをおすすめします。

天気予報では5度だったのに、実際のキャンプ場では0度近くまで下がる。

山や川沿いのキャンプ場では、そんなこともあります。

車で行くキャンプなら、使わなかったとしても追加のフリースや防寒着を1枚積んでおけば安心です。

「寒くなったら着るものがない」より、「持ってきたけど使わなかった」くらいのほうが冬キャンプでは安心。

これは何度か冬キャンプを経験して感じていることです。

寝袋選びも冬キャンプでは重要

服装を整えても、寝袋そのものが気温に合っていなければ夜はかなり寒くなります。

特に冬用の寝袋を選ぶときは、単純に「何度まで使えるか」だけではなく、快適に眠れる温度の目安も確認しておきたいところです。

キャンプ用寝袋の選び方についてはこちらの記事でもまとめています。

キャンプ用寝袋(シュラフ)おすすめ3選|失敗しない選び方

実際にマイナス気温でキャンプしたときの記録

今回紹介した服装は、机上で考えたものではなく、実際の冬キャンプで使っていたものです。

マイナス気温まで下がった滝沢園キャンプ場では、霜が降りるほど冷え込みました。

それでも、寝袋やマットなどの寝床と服装を組み合わせることで、僕の場合は朝まで眠ることができました。

当時のキャンプの様子はこちらの記事に残しています。

マイナス気温で過ごした滝沢園キャンプ場の記録

まとめ|冬キャンプの服装は「暖かさ+調整しやすさ」で考える

冬キャンプの服装に、誰にでも当てはまる正解はありません。

寒さの感じ方は人によって違いますし、風の強さや湿度、標高などでも体感は変わります。

ただ、僕が実際に0度〜氷点下のキャンプを経験して感じたポイントは、

  • 暖かいインナーを使う
  • フリースなど脱ぎ着しやすい中間着を使う
  • 下半身の防寒も忘れない
  • 足元の汗と冷えを意識する
  • 昼と夜で服装を調整する
  • 寝る前はできるだけ乾いた服にする
  • 服だけではなく寝袋やマットも含めて考える

ということです。

冬キャンプは確かに寒い。

でも、しっかり準備して迎える冬の夜には、夏とはまったく違う静けさがあります。

焚き火の暖かさがいつも以上にありがたく感じたり、朝、テントを開けたときに霜で白くなった景色が広がっていたり。

寒さも含めて楽しめるようになると、冬キャンプはかなり面白い季節です。

初めて挑戦するときは無理をせず、少し余裕のある服装と装備で楽しんでみてください。

車に積んでおきたい防災グッズ|キャンパー目線で考える車載防災

車で出掛けているときに、大きな地震が起きたら。

大雨で道路が通れなくなったら。

大雪で長時間動けなくなったら。

防災用品というと自宅に備えるものを考えがちですが、災害は家にいるときに起きるとは限りません。

僕自身、キャンプや釣りなどで車を使うことが多いので、

「車にも最低限の防災用品があった方がいいよな」

と以前から思っていました。

しかもキャンパーなら、すでに持っているものも結構あります。

ライト。

ブランケット。

水。

携帯トイレ。

雨具。

手袋。

ただ、今回改めて調べてみて気づいたことがあります。

防災に役立つものでも、すべてを車に置きっぱなしにしていいわけではありません。

特にモバイルバッテリーやポータブル電源など、リチウムイオン電池を使った製品は高温になる車内への放置を避ける必要があります。

そこで今回は、

  • 車に常備しておきたいもの
  • 季節によって入れ替えたいもの
  • 出掛けるときに持ち込みたいもの

の3つに分けて、キャンパー目線で車載防災を考えてみます。

車載防災は「車の中で生活する準備」ではない

最初に考えておきたいのが、車載防災の目的です。

車にキャンプ道具を大量に積んで、何日でも生活できるようにする。

そこまで準備する必要はないと思っています。

僕が考える車載防災の目的は、

「災害やトラブルが起きてから、安全な場所へ移動できるまでをしのぐこと」

です。

例えば、

  • 地震で道路が通れない
  • 大雪で渋滞や立ち往生が発生した
  • 豪雨で移動できなくなった
  • 車の故障で長時間待つことになった

といった場面。

数時間から一晩程度、最低限困らないものを積んでおく。

そう考えると、必要なものが整理しやすくなります。

まず車に常備したい防災グッズ

まずは季節を問わず、車に積んでおきたいものから考えてみます。

用品 主な用途 備え方
携帯トイレ 渋滞・立ち往生 5回分程度から
緊急脱出用ハンマー 水没・事故時の脱出 運転席から手の届く場所
アルミブランケット 防寒 人数分あると安心
軍手・作業用手袋 作業・避難 車載ボックスへ
雨具 雨天時の避難 コンパクトなもの
ウェットティッシュ・ゴミ袋 衛生・処理 定期的に状態確認

このくらいなら、それほど大きなスペースは必要ありません。

小さな収納ボックスひとつにまとめておけば、普段のドライブでも邪魔になりにくいと思います。

① 携帯トイレ|車には5回分程度から

前の記事でも紹介しましたが、車載防災と携帯トイレはかなり相性がいいと思っています。

高速道路の大渋滞。

事故による通行止め。

大雪による立ち往生。

災害で道路が寸断される。

こうした状況では、近くにトイレがあっても行けるとは限りません。

だからといって、自宅備蓄と同じ50回、100回分を車に積む必要はありません。

まず5回分程度。

これだけでも「まったくない」とは大きな違いです。

BOSの非常用トイレ5回分は、メーカー自身も非常持出し袋や車内備蓄向けとして案内しており、約290gとコンパクトです。

災害用トイレを自宅に何回分備えればいいのか、携帯トイレと簡易トイレの違いなどについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

災害用の簡易トイレは何回分必要?キャンプ・車載も考えて備える

② 緊急脱出用ハンマー|これはキャンプ用品では代用しない

今回調べていて、

「これはキャンプ用品の流用ではなく、車専用品を用意したい」

と思ったのが緊急脱出用ハンマーです。

豪雨などで車が水没すると、水圧や電気系統のトラブルによってドアやパワーウインドウが開かなくなる可能性があります。

国土交通省も、水没時などに閉じ込められた場合に備えて緊急脱出用ハンマーを車に備えるよう案内しています。

選ぶなら、

  • JISマークやGSマークなど性能が確認されたもの
  • シートベルトカッター付き
  • 車内に固定できるもの

を基準にしたいところです。

そして重要なのが保管場所。

トランクの奥では意味がありません。

国土交通省も、緊急時に手の届く場所へ固定しておくよう案内しています。

運転席から手を伸ばして取れる場所に固定し、家族も場所を知っている状態にしておきたいと思います。

なお、フロントガラスなどに使われる「合わせガラス」は、一般的な脱出用ハンマーでは割れません。

車種によってはドアガラスにも合わせガラスが使われているため、自分の車のどの窓を割れるのかを事前に確認しておくことも大切です。

③ アルミブランケット|小さくても防寒の保険になる

キャンパーなら、寝袋やブランケットを持っている人も多いと思います。

もちろんキャンプへ行く日なら、それらがそのまま防災用品になります。

ただ、毎日寝袋を車に積んでいる人は少ないはず。

そこで普段の車載用なら、コンパクトなアルミブランケットを人数分用意しておくのもひとつです。

特に冬場、車が動かなくなって暖房を使い続けられない状況では、体温を逃がさない装備が重要になります。

冬キャンプをする人なら、

「冬だけ毛布や古いシュラフを追加する」

という季節運用でもいいと思います。

④ 軍手・雨具・ゴミ袋|キャンプ用品がそのまま使える

このあたりは、わざわざ「防災専用品」を買わなくてもいいものです。

キャンプや釣りをしていると、

  • 軍手や作業用手袋
  • レインウェア
  • ゴミ袋
  • ウェットティッシュ
  • タオル

などは自然と持っています。

これらを車載ボックスへ少し分けておくだけでも、防災用品になります。

新しく全部買うのではなく、今持っているものから車へ分散する。

これもキャンパーだからできる備え方だと思います。

⑤ 飲料水・非常食は「積みっぱなし」より定期交換

水や食料も、車にあれば心強いものです。

ただし車内は、夏と冬で温度環境が大きく変わります。

そのため僕なら、

「一度積んだら数年間忘れる備蓄」にはしません。

普段飲む水を少量積んで、定期的に入れ替える。

非常食についても、商品の保存条件を確認しながら季節ごとにチェックする。

いわゆるローリングストックに近い使い方です。

キャンプや釣りへ行く人なら、出掛ける前に水や食料を追加する習慣を作るだけでも違うと思います。

ここが重要|車に置きっぱなしにしない方がいいもの

ここまで「車に積むもの」を考えてきましたが、今回一番伝えたいのはここかもしれません。

防災に役立つ=車内に常備していい、ではありません。

特に注意したいのが、リチウムイオン電池を使用する製品です。

  • モバイルバッテリー
  • ポータブル電源
  • 充電式ライト
  • その他のリチウムイオン電池搭載機器

NITE(製品評価技術基盤機構)は、リチウムイオン電池製品について、真夏の車内や直射日光の当たる場所など高温になりやすい場所へ放置しないよう注意喚起しています。

実際、JAFの過去のテストでは、外気温35℃の条件で車内最高温度が50℃を超え、ダッシュボード付近では70℃を超えるケースも確認されています。

だから、

「防災用モバイルバッテリーをトランクに入れっぱなし」

という備え方は避けたいところです。

モバイルバッテリーやポータブル電源は「持ち込み装備」にする

では、モバイルバッテリーやポータブル電源は車載防災に使えないのでしょうか。

そんなことはありません。

むしろ、スマートフォンで情報を集めたり、ライトや小型家電を使ったりするには非常に便利です。

問題は、

「使うこと」ではなく「高温の車内へ長時間放置すること」。

そこで僕なら、

  • 普段は家で保管
  • ドライブや旅行時に持ち込む
  • キャンプ・釣りの日にも持って行く
  • 帰宅したら車から降ろす

という「持ち込み装備」として扱います。

キャンプ兼用のポータブル電源については、容量別の選び方をこちらの記事でまとめています。

防災にポータブル電源は必要?キャンプ兼用で考える容量と選び方

乾電池も高温の車内保管には注意する

「それなら乾電池式ライトを積んでおけばいいのでは?」

とも思います。

ただし乾電池も、高温環境での長期保管が推奨されているわけではありません。

メーカーは直射日光や高温多湿を避けて保管するよう案内しており、長期間使わない機器では電池を取り外して保管することも推奨されています。

つまりライトも、

「車に入れたから10年間放置」

ではなく、定期的に状態を確認する必要があります。

車検やタイヤ交換のタイミングなど、年に何度か「車載防災用品を確認する日」を決めておくと良さそうです。

冬は車載用品を追加する

季節によって装備を変えるのも大切です。

特に冬。

国土交通省や政府広報でも、大雪時の走行では冬用タイヤやチェーンだけでなく、スコップなどの冬用装備を携行するよう呼びかけています。

雪の可能性がある地域へ行くなら、

  • 毛布・シュラフ
  • 防寒着
  • 手袋
  • 長靴
  • スコップ
  • 除雪ブラシ
  • タイヤチェーン

などを追加。

夏と冬で同じ防災ボックスを積みっぱなしにするのではなく、季節の衣替えと一緒に車載防災用品も入れ替えるくらいが現実的だと思います。

キャンパーなら「車載ボックス+持ち込みバッグ」が使いやすそう

ここまで考えてみて、僕自身が一番やりやすそうだと思ったのが、2つに分ける方法です。

車載ボックス|基本的に車へ置いておく

  • 携帯トイレ
  • アルミブランケット
  • 軍手
  • 雨具
  • ゴミ袋
  • ウェットティッシュ
  • タオル

運転席周辺|緊急時にすぐ取れる場所

  • 緊急脱出用ハンマー

持ち込みバッグ|出掛けるときに追加

  • モバイルバッテリー
  • 充電式ライト
  • 必要に応じてポータブル電源
  • 飲料水
  • 食料

そして冬になったら、毛布やスコップなどを追加。

これなら車に大量の防災用品を積みっぱなしにせず、必要なものを必要な場所へ置けます。

何よりキャンプへ行く日は、持ち込みバッグに入っているものの多くをそのまま使えます。

真夏の車内では「車そのもの」を避難場所にしすぎない

夏の車載防災でもうひとつ忘れたくないのが、暑さです。

エンジンを止めた車内は急激に高温になります。

防災用品を積んでいるからといって、真夏の車内に長時間留まることが安全とは限りません。

安全に移動できる状況なら、より涼しい避難場所へ移動することも考える必要があります。

真夏の停電と熱中症対策については、こちらの記事でも詳しく考えています。

真夏の停電に備える|キャンプ用品でできる暑さ・熱中症対策

まとめ|車載防災も「全部積む」ではなく役割を分ける

今回、車載防災について調べてみて、一番大きかった気づきは、

「防災用品を全部車へ積めば安心」ではない

ということでした。

車に常備するもの。

季節によって入れ替えるもの。

出掛ける日に持ち込むもの。

この3つに分ける。

例えば、

車載ボックス
携帯トイレ・アルミブランケット・軍手・雨具・ゴミ袋など。

すぐ手の届く場所
緊急脱出用ハンマー。

持ち込み装備
モバイルバッテリー・ポータブル電源・充電式ライトなど。

そして冬なら、毛布やスコップ、チェーンを追加する。

このくらいなら、普段の車の使い勝手を犠牲にせず続けられそうです。

キャンプをしていると、災害時にも役立つ道具はすでにたくさん持っています。

新しい防災セットを丸ごと買う前に、

「今持っているキャンプ用品を、どこに置けば非常時にも使えるか」

を考えてみる。

それもまた、キャンパーだからできる無理のない防災だと思います。

災害用の簡易トイレは何回分必要?キャンプ・車載も考えて備える

水や食料、ライト、モバイルバッテリー。

防災用品を考えるとき、こうしたものは比較的すぐ思い浮かびます。

でも、意外と後回しになりやすいのが「トイレ」です。

僕自身、キャンプ用品を防災にも活用できないかと考えていく中で、改めて災害時のトイレについて調べてみました。

すると、思っていた以上に必要な数が多い。

目安は、1人1日5回。

1週間分なら、1人でも35回分になります。

夫婦2人なら70回分。

4人家族なら、なんと140回分です。

今回は、災害用トイレは何回分備えておけばいいのかを確認しながら、キャンプや車載用品としても無理なく備える方法を考えてみます。

災害時、家のトイレがあっても使えるとは限らない

災害が起きても、自宅の便器そのものが壊れていなければ、普通に使えそうな気がします。

でも実際には、

  • 断水して水が流れない
  • 停電で設備が動かない
  • 排水管が損傷している
  • 下水道が使えない

といった理由で、水洗トイレを使えなくなる可能性があります。

特に怖いのは、見た目では問題がなさそうでも、排水設備が損傷しているケース。

集合住宅などでは、排水管の損傷に気づかず流してしまうことで、下の階に汚水があふれる可能性もあります。

つまり災害時は、

「水があるから流せる」ではなく、「安全が確認されるまでは流さない」

という状況も考えておく必要があります。

災害用トイレは何回分必要?目安は1人35回分

では、何回分用意すればいいのでしょうか。

経済産業省が示している備蓄の目安は、

1人1日5回 × 7日間 = 35回分

です。

最低限3日分として考えるなら15回分。

できれば1週間分として35回分を用意しておくと考えると分かりやすいと思います。

人数 3日分 7日分
1人 15回 35回
2人 30回 70回
3人 45回 105回
4人 60回 140回

こうして見ると、結構な数ですよね。

「50回入りを1箱買えば大丈夫かな」

と思っていても、4人家族なら1週間分には全く足りません。

逆に一人暮らしなら、50回分あれば1週間分の35回を超えます。

商品の「○回分」だけを見るのではなく、家族人数×日数で考える。

ここがまず大切だと思います。

携帯トイレだけでなく、車にどんな防災用品を積んでおけばいいのかについては、こちらの記事でまとめています。

車に積んでおきたい防災グッズ|キャンパー目線で考える車載防災

トイレを我慢すること自体が健康リスクになる

災害時のトイレ問題は、単に「不便」というだけではありません。

トイレに行きたくないからと、

  • 水を飲む量を減らす
  • 食事を控える
  • 排泄そのものを我慢する

ようになると、脱水などの健康問題につながる可能性があります。

災害時というと、水や食料の備蓄を最優先に考えがちです。

でも、水を飲むためにも、安心して使えるトイレが必要なんですよね。

そう考えると、災害用トイレは「余裕があったら用意するもの」ではなく、生活を続けるための基本装備として考えた方が良さそうです。

「携帯トイレ」と「簡易トイレ」は少し違う

商品を探していると、「携帯トイレ」と「簡易トイレ」という言葉が出てきます。

似ていますが、少し役割が違います。

携帯トイレ

既存の洋式便器などに袋を取り付け、排泄物を凝固剤や吸収材で処理するタイプです。

普段使っている便器をそのまま利用できるため、自宅での断水対策として使いやすいのが特徴です。

簡易トイレ

便器そのものを簡易的に用意するタイプです。

折りたたみ式や箱型などがあり、既存のトイレが使えない場所でも設置できます。

キャンプや車中泊、避難場所などではこちらが役立つ場面もありそうです。

つまり自宅での備蓄を中心に考えるなら、まずは「今ある便器で使える携帯トイレ」を確保。

必要に応じて簡易便器を追加する。

この順番が現実的だと思います。

災害用トイレを選ぶときに確認したいこと

必要回数だけでなく、中身も確認しておきたいところです。

僕なら、次のポイントを見ます。

  • 必要な回数分が入っているか
  • 凝固剤だけでなく汚物袋も入っているか
  • 排泄後の臭い対策が考えられているか
  • 長期間保管できるか
  • 保管場所を取りすぎないか
  • 実際の使い方が分かりやすいか

特に気になったのが「使用後の臭いをどうするか」です。

災害時には、使用済みの袋をすぐ回収してもらえるとは限りません。

数日間、自宅で保管する可能性もあります。

そう考えると、単純に排泄物を固めるだけではなく、処理後の保管まで考えて商品を選びたいところです。

自宅備蓄なら「BOS非常用臭わないトイレセット」が分かりやすい

今回調べた中で、自宅備蓄用として分かりやすかったのがBOS非常用臭わないトイレセットです。

50回分には、

  • 防臭袋BOS:50枚
  • 凝固剤:50袋
  • 汚物袋:50枚
  • 便器カバー:2枚

が入っています。

排泄後の汚物袋を防臭袋BOSに入れて保管する仕組みなので、災害時にすぐ廃棄できない可能性まで考えられているのが特徴です。

50回分だけでなく100回分もあるので、必要数に合わせて選べます。

例えば、

  • 1人 → 50回分
  • 2人 → 50回分+追加分
  • 3人 → 100回分+少量追加
  • 4人 → 100回分+50回分

と考えると、1週間分の目安に近づけやすくなります。

全部を自宅に置かず「分散備蓄」してもいい

ここでキャンパー目線で考えてみたいのが、分散備蓄です。

例えば4人家族なら1週間で140回分。

これをすべて一か所に置かなければならない、と考えると少し大変です。

でも、

  • 自宅に100回分
  • 非常持ち出し袋に数回分
  • 車に数回〜十数回分
  • キャンプ用品の中にも少量

というように分けておけば、合計として必要数を確保することもできます。

しかも災害は、自宅にいるときに起きるとは限りません。

通勤中かもしれない。

車で出掛けているときかもしれない。

キャンプ場にいるかもしれない。

「家に140回分ある」より、「必要な場所に少しずつある」方が役立つ場面もある。

そんな考え方もできると思います。

車には5回分程度でも積んでおく価値がある

個人的に、今回かなり相性がいいと思ったのが車載です。

渋滞。

高速道路の通行止め。

大雪。

災害による道路の寸断。

車で長時間動けなくなる場面は、災害時以外にも考えられます。

BOSには5回分のコンパクトなセットもあり、メーカーも非常持ち出し袋や車内備蓄向けとして案内しています。

家族全員の1週間分を車に積む必要はありません。

「とりあえず数回しのげる」

だけでも、車内ではかなり意味があると思います。

キャンプ用品として一度使い方を確認しておく

ここは、以前ポータブル電源について考えたときと同じです。

防災用品だからといって、買ってしまい込まない。

携帯トイレも、一度くらいは使い方を確認しておいた方が安心です。

もちろん自宅でわざわざ使う必要はありません。

キャンプや車中泊など、トイレ設備が限られる場面に持って行って、

  • 袋をどう取り付けるのか
  • 凝固剤をいつ入れるのか
  • 使用後どう処理するのか
  • どのくらいの大きさになるのか

を確認しておくだけでも違います。

非常時に初めて説明書を読むより、

「ああ、あれね」

と使える方がいい。

キャンプ用品と防災用品を兼用するメリットは、単にお金を節約できることだけではなく、普段から道具に慣れておけることなのかもしれません。

凝固剤だけ買えばいい?

ネットでは、凝固剤だけをまとめた商品も多く販売されています。

価格だけを見ると魅力的ですが、防災用として初めて準備するなら注意したいところです。

実際にトイレを使うには、凝固剤だけでなく、

  • 便器に取り付ける袋
  • 使用後に密閉する袋
  • 臭いを抑える方法

も必要になります。

すでに適した袋などを別に備蓄しているなら凝固剤だけでも構いません。

でも、

「箱を開ければそのまま使える状態にしておきたい」

なら、最初は必要なものがセットになった商品を選ぶ方が分かりやすいと思います。

トイレットペーパーや衛生用品も忘れずに

そして、携帯トイレだけ用意して終わりではありません。

一緒に、

  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • 手指消毒用品
  • 使い捨て手袋
  • 追加のゴミ袋

なども用意しておくと安心です。

キャンプをしている人なら、このあたりは普段から持っているものも多いと思います。

改めて専用品を大量に買うのではなく、今持っているキャンプ用品を確認して、不足分だけ足す。

僕はこのくらいの備え方が続けやすいと思っています。

まずは「人数×5回×7日」で自宅の必要数を出してみる

今回調べてみて、一番分かりやすかったのはこの計算でした。

家族の人数 × 1日5回 × 7日。

1人なら35回。

2人なら70回。

3人なら105回。

4人なら140回。

まず自分の家で何回分必要なのかを知る。

そのうえで、

自宅 + 非常持ち出し袋 + 車 + キャンプ用品

という形で分散させてもいい。

そう考えると、「防災用に大量のものを買わなければ」と構える必要も少しなくなります。

普段のキャンプやドライブで使えるものを少しずつ増やしていく。

それが、キャンパーだからできる無理のない防災なのかもしれません。

キャンプ用品を防災に活かすなら、電源の備えも考えておきたい

今回はトイレについて考えましたが、停電時にはスマートフォンの充電や扇風機、電気毛布などの電源確保も課題になります。

キャンプと防災を兼用するポータブル電源については、こちらの記事で容量ごとの違いを詳しくまとめています。

また、真夏の停電でキャンプ用品をどう活用できるかについてはこちら。

真夏の停電に備える|キャンプ用品でできる暑さ・熱中症対策

まとめ|トイレも「普段使う場所」に備えておく

災害用トイレの備蓄目安は、1人1日5回、できれば7日分。

つまり1人35回分です。

家族が増えれば、必要数も思っている以上に多くなります。

でも全部を一か所に置く必要はありません。

自宅。

車。

非常持ち出し袋。

キャンプ用品。

普段の生活の中に少しずつ分散させておけば、必要数を確保しながら、いざというとき手の届く場所にも置いておけます。

そして一度は使い方を確認しておく。

買って終わりではなく、普段の暮らしや遊びの中で使える備えにする。

ポータブル電源と同じように、災害用トイレもそんな選び方をしてみようと思います。

防災にポータブル電源は必要?キャンプ兼用で考える容量と選び方

災害による停電への備えとして、よく名前が挙がるようになった「ポータブル電源」。

スマートフォンを充電したり、扇風機を動かしたり、容量によっては電気毛布や家電まで使えたり。

あると心強そうなのは分かります。

でも、実際に買おうと思って調べてみると、

  • 300Wh、500Wh、1000Whって何が違うの?
  • 大きければ大きいほどいいの?
  • 防災のためだけに数万円もするものを買う必要がある?

と、分からないこともたくさんあります。

僕自身、防災用品として考えるなら、

「とにかく大容量のものを買えば安心」

という選び方は少し違う気がしています。

キャンプでも使うなら、重すぎれば持って行かなくなる。

防災専用としてしまい込めば、いざというとき充電されていない可能性もあります。

そこで今回は、

「普段はキャンプで使い、停電したら防災用品として使う」

という視点から、ポータブル電源の容量や選び方を考えてみます。

そもそも、防災にポータブル電源は必要?

最初に結論から言えば、

すべての家庭に絶対必要な防災用品ではない

と僕は思っています。

停電への備えなら、

  • モバイルバッテリー
  • LEDランタン
  • 乾電池
  • 保冷剤
  • クーラーボックス
  • カセットコンロ

などでもできることはあります。

ただしポータブル電源があると、

停電時に「電気を使える」という選択肢が大きく増えます。

スマートフォンだけならモバイルバッテリーでも対応できますが、

  • 扇風機
  • 電気毛布
  • ノートパソコン
  • 小型家電

などを使いたいとなると、ポータブル電源の存在が大きくなってきます。

特にキャンプでも使う人なら、

防災専用品を買うのではなく、キャンプ用品を防災にも使う

という考え方ができます。

僕がポータブル電源を選ぶなら、この「兼用できるか」をかなり重視したいところです。

まず知っておきたい「Wh」と「W」の違い

ポータブル電源を調べると必ず出てくるのが、

Wh(ワットアワー)とW(ワット)

という数字です。

似ていますが、意味は違います。

Wh=どれくらい電気を貯められるか

例えば、300Wh、500Wh、1000Whという数字。

ざっくり言えば、

「電気をどれくらい貯めておけるか」

を表しています。

数字が大きいほど、同じ電化製品を長く使えると考えられます。

W=どれくらい大きな電力を出せるか

一方のWは、

「どれくらい消費電力の大きな機器を動かせるか」

を見る数字です。

例えば今回比較する約300Whの2機種でも、Anker Solix C300は定格300W、EcoFlow RIVER 3 Plusは定格600W。

容量はほぼ同じでも、定格出力は違います。

つまりポータブル電源は、

Wh=どれくらい長く使えるか
W=どんな機器を動かせるか

この2つをセットで見ることが大切です。

300Wh・500Wh・1000Whで何が変わる?

今回は分かりやすく、約300Wh・約500Wh・約1000Whの3クラスで考えてみます。

約300Wh|軽さを優先したい人

小型・軽量なのが魅力。

スマートフォン、LEDライト、USB機器、小型扇風機などを中心に使うなら候補になります。

キャンプへ持ち出す負担も比較的小さいので、

「普段使い+最低限の停電対策」

という使い方と相性が良さそうです。

約500Wh|キャンプと防災を両立したい人

300Whより余裕がありながら、まだ現実的に持ち運びやすい容量帯。

スマートフォンやライトだけでなく、扇風機を長時間使ったり、消費電力によっては電気毛布などを使ったりする余裕も増えます。

個人的には、

キャンプと防災を1台で兼用するなら、まず検討したい容量帯

です。

約1000Wh|家庭の停電対策を重視したい人

ここまで来ると、防災用電源としてできることがかなり増えます。

長時間の停電や、より消費電力の大きな家電まで考えるなら心強い容量です。

一方で、

重い・大きい・価格も上がる

というデメリットがあります。

キャンプへ毎回持って行くなら、「本当に1000Wh必要なのか?」も一度考えたいところです。

扇風機や電気毛布なら何時間使える?

Whだけ見ても、実際にどのくらい使えるのかイメージしにくいですよね。

そこで今回は、

20Wの小型扇風機と50Wの電気毛布

を使った場合を単純計算してみます。

ポータブル電源に蓄えた電力をすべてAC機器で利用できるわけではなく、変換ロスなどもあるため、ここでは便宜上、

容量 × 85% ÷ 消費電力

で計算します。

容量 20W扇風機 50W電気毛布
約288Wh 約12時間 約5時間
512Wh 約22時間 約9時間
1070Wh 約45時間 約18時間

※計算上の目安です。実際の使用時間は接続する機器、設定、気温、バッテリー状態、変換効率などによって変わります。

こうして見ると、

「スマホと小型扇風機くらいなら300Whでも意外と使える」

一方で、

「電気毛布を一晩使いたいなら500Wh以上の余裕が欲しくなる」

など、自分に必要な容量が少しイメージしやすくなります。

ポータブル電源は、

「何Wh買えば安心?」ではなく、「何を何時間使いたい?」

から逆算する方が選びやすいと思います。

キャンプ兼防災で比較したい現行4モデル

今回は、キャンプでも使えて、防災用品としても現実的という視点から4モデルを比較してみます。

モデル 容量 定格出力 重量 20W扇風機※ 50W電気毛布※ 向いている人
Anker Solix C300 288Wh 300W 約4.1kg 約12時間 約5時間 軽さ重視
EcoFlow RIVER 3 Plus 286Wh 600W 約4.7kg 約12時間 約5時間 小型+高出力
Jackery 500 New 512Wh 500W 約5.7kg 約22時間 約9時間 キャンプ+防災
Jackery 1000 New 1070Wh 1500W 約10.8kg 約45時間 約18時間 家庭の停電対策重視

※使用時間は容量×85%÷消費電力による概算です。実際の稼働時間を保証するものではありません。

こうして並べると、単純に容量だけを比べるより、それぞれの役割が見えてきます。

軽さを重視するなら「Anker Solix C300」

Anker Solix C300は容量288Wh、定格出力300W。

重量は約4.1kgです。

今回比較する4機種ではもっとも軽く、

キャンプへ気軽に持ち出しやすい

のが大きな魅力です。

スマートフォン、ライト、小型扇風機などが中心なら、

「何でも動かしたい」より「最低限の電源を軽く持って行きたい」

という人に合いそうです。

防災にポータブル電源は必要?キャンプ兼用で考える容量と選び方

 

小型でも出力を重視するなら「EcoFlow RIVER 3 Plus」

EcoFlow RIVER 3 Plusは容量286Wh、定格AC出力600W、重量約4.7kg。

Anker C300と容量はほぼ同じなのに、定格出力は600Wあります。

ここが面白いところです。

「どれくらい長く使えるか」は近くても、「何を動かせるか」には違いがある。

まさにWhとWの違いが分かりやすい2台です。

「キャンプではコンパクトなモデルがいい。でも300Wでは少し心配」

という人には魅力的な選択肢です。

 

キャンプと防災のバランスなら「Jackery 500 New」

今回、僕が一番気になったのがJackery 500 Newです。

容量512Wh、定格出力500W、重量約5.7kg。

300Whクラスより容量に余裕がありながら、1000Whクラスほど重くない。

Anker C300との重量差は約1.6kgですが、容量は約1.8倍になります。

僕が考える、

「普段はキャンプ、いざというときは防災」

という使い方には、かなりちょうどいい位置にいるように感じます。

容量と持ち運びやすさのバランスを重視するなら、今回の4台では僕ならまずここから検討します。

 

家庭の停電対策を重視するなら「Jackery 1000 New」

キャンプでも使いたい。

でも、それ以上に家庭の停電対策をしっかり考えたい。

そんな場合は1000Whクラスが候補になります。

Jackery 1000 Newは容量1070Wh、定格出力1500W。

重量は約10.8kgです。

約300Wh、500Whクラスと比べて容量だけでなく出力も大きくなるので、使用できる家電の選択肢が広がります。

一方、重量は10kgを超えます。

500 Newの約5.7kgと比べると、

「とりあえずキャンプへ持って行こう」

という気軽さは下がります。

そのため、

キャンプでの携帯性より、家庭での停電対策を重視する人向け

と考えると分かりやすいと思います。

 

4台を比べると「大容量=正解」ではない

4台を比較すると、それぞれの立ち位置がかなり違います。

  • 軽さを優先するなら:Anker Solix C300
  • 小型でも出力が欲しいなら:EcoFlow RIVER 3 Plus
  • キャンプと防災のバランスなら:Jackery 500 New
  • 家庭の停電対策を重視するなら:Jackery 1000 New

という選び方ができます。

一番高性能なものを選ぶというより、

「自分が実際に使い続けられるものを選ぶ」

ことの方が重要なのだと思います。

僕なら500Wh前後を基準に考える

もし僕が、

「キャンプでも使えて、停電時にも役立つ1台」

を今選ぶなら、まず500Wh前後から考えます。

理由は単純で、300Whより余裕があり、1000Whより持ち運びやすいから。

特にキャンプでは、

「持っているけど重いから家に置いてきた」

となってしまったら、兼用する意味が薄くなります。

その意味で、今回の4台ならJackery 500 Newの512Wh・約5.7kgというバランスが魅力的に感じました。

ただ、

「キャンプではスマホと扇風機くらい」

という人なら300Whクラスでも十分候補になります。

逆に、

「数日間の停電まで想定したい」
「より消費電力の大きな家電も使いたい」

なら1000Whクラス。

つまり、

使いたい機器 → 必要なW → 使いたい時間 → 必要なWh

の順番で考えると、自分に必要なポータブル電源が見えてきます。

ソーラーパネルも一緒に必要?

ポータブル電源を調べると、セットでソーラーパネルもよく出てきます。

長期間の停電を考えると、太陽光から再充電できることは確かに魅力です。

ただ、

最初から全員がセットで買う必要はない

と思います。

まずポータブル電源をキャンプで使ってみる。

自分が一日にどれくらい電気を使うのかを知る。

そのうえで、

「長期間の停電を考えると、電気を作る方法も欲しい」

と思ったらソーラーパネルを追加する。

そんな順番でもいいと思います。

防災用品だからと一度に全部そろえるより、

普段使いながら、自分に必要な装備を増やしていく。

キャンプ用品と防災を兼用するなら、その方が無駄も少なくなります。

ポータブル電源があっても、停電対策は完成しない

以前、真夏の停電について考えたときにも感じたことですが、ポータブル電源だけですべてを解決できるわけではありません。

電気はいずれなくなります。

だから、

  • クーラーボックス
  • 保冷剤
  • 水
  • カセットコンロ
  • LEDランタン
  • モバイルバッテリー
  • 寝袋やマット

など、

電気を使わないキャンプ用品と組み合わせる

ことも大切です。

真夏の停電でキャンプ用品をどう活用するかについては、こちらの記事でも詳しく考えています。

真夏の停電に備える|キャンプ用品でできる暑さ・熱中症対策

防災用品として買って、しまい込まない

今回ポータブル電源について調べながら、結局ここに戻ってきました。

防災用品として買って、しまい込まないこと。

キャンプへ持って行く。

スマートフォンを充電する。

扇風機を動かしてみる。

家で電気毛布につないでみる。

実際に使ってみれば、

「自分の使い方なら何時間くらい持つのか」

も分かってきます。

そして普段から使っていれば、いざ停電したときに、

「どうやって使うんだっけ?」

となる可能性も減ります。

休日を楽しむために買ったキャンプ用品が、非常時には家族を助けてくれる。

ポータブル電源も、そんな道具のひとつとして選ぶなら、

容量の大きさだけではなく、「普段から使えるサイズか」まで考えて選ぶことが大切なのだと思います。

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真夏の停電に備える|キャンプ用品でできる暑さ・熱中症対策

真夏に災害が起きて、もし停電したら。

スマートフォンの充電や夜の明かりも心配ですが、もうひとつ忘れてはいけないのが、エアコンが使えなくなることです。

最近の夏は、家の中にいるだけでも暑さを感じる日があります。

そんな中で停電が長時間続いたら、どうやって暑さをしのげばいいのでしょうか。

そう考えたとき、意外と役立つのが、普段キャンプで使っている道具です。

クーラーボックスや保冷剤、充電式扇風機、モバイルバッテリー。

アウトドアで「電気やエアコンがない環境」を過ごすためのキャンプ用品には、真夏の停電時にも活用できるものがあります。

今回はキャンプや釣りで実際に暑さを経験してきた立場から、キャンプ用品を活用した真夏の停電・暑さ対策について考えてみます。

 

夏の釣りで、暑さの怖さを実感した

以前、夜中から昼頃まで釣りをしていたときのことです。

夜のうちは問題なかったのですが、日が昇るにつれて気温が上がり、だんだん身体がつらくなってきました。

「これはちょっとまずいかも」

そう感じたとき、たまたまクーラーボックスの中に板氷がありました。

そこで首筋や脇の下などを冷やしてみると、自分ではかなり楽になった感覚がありました。

この経験から強く感じたことがあります。

「電気を使わずに身体を冷やす手段を持っていることは、想像以上に大切なのではないか」

ということでした。

もちろん、氷で冷やせば熱中症は大丈夫、ということではありません。

熱中症が疑われる場合、涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて身体を冷やし、水分や塩分などを補給することが大切です。

厚生労働省では、身体を冷やす場所として首の周り、脇の下、足の付け根などを挙げています。

また、自力で水分を取れない場合や意識がない場合には、すぐに救急車を呼ぶよう案内されています。

詳しい予防方法や対処方法については、公的機関の情報も確認してください。

・環境省「熱中症の予防方法と対処方法」
https://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php

・厚生労働省「熱中症予防のために」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212502.html

 

真夏の停電では「水と食料だけ」では足りないかもしれない

防災というと、

・飲料水
・非常食
・ライト
・簡易トイレ

などを最初に思い浮かべます。

もちろん、どれも重要です。

でも真夏の場合、そこにもうひとつ、

「暑さをどうしのぐか」

という問題が加わります。

停電すればエアコンだけでなく、コンセントから電源を取る家庭用扇風機も基本的には使えなくなります。

昼間だけでなく、熱帯夜になれば夜になっても室温が十分に下がらないことも考えられます。

だから夏の防災では、食料や水だけでなく、

「電気が止まっても身体を冷やせるか」

という視点でも備えを確認しておきたいと思います。

 

① クーラーボックスと保冷剤

キャンパーなら持っている可能性が高いのが、クーラーボックスです。

普段は肉や飲み物を冷やすために使っていますが、停電時には冷蔵庫や冷凍庫の中身を一時的に保冷するためにも活用できます。

そして、クーラーボックスとセットで考えておきたいのが保冷剤。

停電してから保冷剤を凍らせることはできないので、

「普段から冷凍庫に入れておく」

ことが、そのまま備えになります。

キャンプと防災を兼ねるなら「LOGOS 倍速凍結・氷点下パック」

例えば、キャンプ用品として有名なのがLOGOSの「倍速凍結・氷点下パック」。

キャンプや釣りで食材や飲み物を冷やすのはもちろん、メーカーも停電時の保冷用途を案内しています。

キャンプ専用品として買ったものが、そのまま防災用品にもなる。

今回考えている、

「普段使っているキャンプ用品を防災にも活用する」

という考え方には、とても合っている商品だと思います。

すでにクーラーボックスを持っている人なら、まずは保冷剤を冷凍庫に常備するところから始めてもいいかもしれません。

 

② 氷も立派な暑さ対策になる

釣りでの経験から、個人的に改めて重要だと思ったのが氷です。

クーラーボックスに入れる板氷やロックアイスは、飲み物や食材を冷やすだけでなく、身体を冷やす用途にも使えます。

厚生労働省では熱中症対策として、保冷剤、氷、冷たいタオルなどで身体を冷やす方法も案内しています。

「冷たいものを確保しておく」。

とても単純なことですが、真夏の停電を考えると重要な備えのひとつだと思います。

 

③ 充電式・USB扇風機

真夏のキャンプで使いやすく、停電時にも役立ちそうなのが充電式扇風機です。

内蔵バッテリーで動くタイプなら、停電しても充電が残っている間は使用できます。

さらにUSB充電に対応していれば、

・モバイルバッテリー
・ポータブル電源

などから充電することもできます。

ここで僕が重視したいのは、

「防災用品として買って、しまい込まないこと」

です。

普段は夏キャンプや釣り、BBQなどで使う。

そして災害時には停電対策として使う。

そんな兼用ができれば、日常的に充電状態や動作を確認することにもつながります。

キャンプでも使いやすい「TOPLAND コードレス タフFAN」

今回選んだのは、TOPLANDの「コードレス タフFAN」。

USBと内蔵バッテリーの2電源に対応し、風量は4段階。

防水仕様のラバーボディで、スタンドを使って置いたり掛けたりできるため、室内だけでなくキャンプなどのアウトドアでも使いやすいモデルです。

普段はアウトドアで使って、停電したときにも使う。

そんな「日常と防災の兼用」がしやすいところを重視しました。

ただし、気温が非常に高い状況では、扇風機だけに頼るのではなく、身体を冷やす、水分を補給する、より涼しい場所へ移動するなど、複数の対策を組み合わせることが大切です。

 

④ モバイルバッテリー

普段はスマートフォンの充電用として使っているモバイルバッテリーも、災害時には重要な道具になります。

停電しても、

・スマートフォン
・USB扇風機
・LEDライト
・その他のUSB機器

などへ電力を供給できます。

キャンプと防災を兼用するなら、まず検討しやすいのは10,000mAh前後のモデル。

20,000mAh以上の大容量モデルほど重くなく、日常でも比較的持ち歩きやすい一方、スマートフォンなどの充電には十分実用的な容量があります。

普段使いしやすい「Anker Power Bank(10000mAh, Fusion, Built-In USB-Cケーブル)」

防災用品としてしまい込むのではなく、普段から使えるものを選ぶのもひとつの考え方です。

今回選んだAnker Power Bank(10000mAh, Fusion, Built-In USB-Cケーブル)は、

モバイルバッテリー・USB急速充電器・USB-Cケーブル

の3役を1台にまとめたモデル。

普段はコンセントに挿してUSB充電器として使いながら、本体のバッテリーも充電できます。

そして停電時や外出時には、10,000mAhのモバイルバッテリーとして使えます。

「防災用だから買ってしまっておく」のではなく、

普段から使っているものが、そのまま非常時にも役立つ。

今回の記事の考え方にも合っていると思います。

そして、ここでも重要なのが、

買って終わりにしないこと。

普段から使っていれば、充電状態や動作を自然と確認できます。

非常時のための道具だからこそ、日常の中で使っておく。

そんな備え方もありだと思います。

 

⑤ ポータブル電源は必要?

さらに大きな電力を確保する方法として、ポータブル電源があります。

キャンプや車中泊で使っている人なら、

「普段はアウトドア、非常時は防災」

と兼用できるのが大きなメリットです。

スマートフォンやライト、USB扇風機だけでなく、容量や出力によっては、より多くの電化製品を使えるようになります。

ただし、ポータブル電源は決して安いものではありません。

「防災に良さそうだから」という理由だけで大容量モデルを買うより、

・何に使いたいのか
・必要な出力はどのくらいか
・何時間使いたいのか
・キャンプでも使うのか
・ソーラーパネルは必要なのか

まで考えて選んだ方がいいと思います。

そこでポータブル電源については、別の記事で容量や使い方を含めて詳しく比較してみたいと思います。

ポータブル電源については、防災用として何Whくらい必要なのか、キャンプとの兼用も含めてこちらの記事で詳しく比較しています。

防災にポータブル電源は必要?キャンプ兼用で考える容量と選び方

 

⑥ 電気を使わずに身体を冷やす方法も残しておく

ここまで電気を使う道具も紹介してきましたが、真夏の停電を考えるなら、

「電気がなくてもできること」

も用意しておきたいところです。

例えば、

・水
・タオル
・保冷剤
・氷
・うちわ

など。

ポータブル電源やモバイルバッテリーも、いつかは電池がなくなります。

だからこそ、

電気を使う暑さ対策と、電気を使わない暑さ対策の両方を持っておく。

これが大切だと思います。

 

キャンプ用品でできる暑さ対策を整理してみる

改めて家にあるキャンプ用品を考えてみると、

・クーラーボックス
・保冷剤
・モバイルバッテリー
・LEDランタン
・タオル

など、真夏の停電でも使えそうなものが意外とあります。

そこに充電式扇風機などを加えれば、できることはさらに増えます。

つまり、防災専用品を一から全部そろえなくても、

まず手元にあるキャンプ用品を確認する。

そして、

足りないものだけを追加する。

この考え方なら、防災へのハードルも少し下げられるのではないでしょうか。

 

ポータブル電源があれば安心、ではない

大容量のポータブル電源があれば、停電への備えとして心強いのは間違いありません。

でも、バッテリーには限りがあります。

真夏の停電が長引けば、いつか電力はなくなります。

だから、

ポータブル電源がある=暑さ対策は完璧

ではありません。

クーラーボックスや保冷剤。

水やタオル。

日陰や風通しの良い場所。

そして状況によっては、冷房が利用できる安全な場所へ移動する。

キャンプで培った、

「限られた道具を組み合わせて快適に過ごす」

という考え方は、こんなところでも役立つ気がします。

 

キャンプ用品を、防災という視点でもう一度見てみる

キャンプ用品と防災について考えてみると、ランタン、寝袋、マット、バーナー、クーラーボックスなど、災害時にも役立つ道具がたくさんあります。

普段は休日を楽しむために買った道具ですが、ライフラインが止まったときには、自分や家族を助けてくれる道具になるかもしれません。

今回改めて考えてみて、夏の場合はそこに、

「暑さから身体を守る」

という視点も加えておきたいと思いました。

 

真夏の停電に備えて、今できること

災害がいつ起きるかは分かりません。

だからといって、不安になって防災用品を大量に買う必要もないと思っています。

まずはクーラーボックスを開いてみる。

冷凍庫に保冷剤があるか確認する。

モバイルバッテリーを充電しておく。

家にあるキャンプ用品を、一度並べてみる。

それだけでもいい。

僕自身、釣りで暑さの怖さを経験するまで、

「身体を冷やすものを持っている」

ということを、それほど重要な備えとして考えていませんでした。

楽しいキャンプのためにそろえた道具が、いざというとき家族を守るためにも使える。

そう考えると、

キャンプ用品をきちんと使える状態で持っておくこと自体が、ひとつの防災なのかもしれません。

キャンプ用品は防災に使える?災害時に本当に役立つキャンプ道具を紹介

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キャンプをしていると、ふと気づくことがあります。

 

「これ、災害のときにも使えるんじゃないか?」

 

ランタンで暗闇を照らす。
バーナーでお湯を沸かす。
寝袋で寒い夜を過ごす。

 

考えてみればキャンプは、電気やガス、水道といった普段当たり前に使っているものから少し離れて生活する遊びです。

 

だからこそ、普段キャンプで使っている道具の中には、そのまま防災用品として役立つものがたくさんあります。

 

この記事では、キャンプを楽しんできた僕自身の経験も踏まえながら、災害時にも役立つキャンプ用品を紹介します。

 

すでにキャンプ用品を持っている人なら、新しく防災用品を大量に買いそろえなくても、家にある道具が立派な「備え」になるかもしれません。

 

キャンプと防災の共通点や、キャンパーだからこそできる備えについては、こちらの記事でまとめています。

 

kimicampbokucamp.hatenadiary.jp

 

 

なぜキャンプ用品が防災に向いているのか

災害が起きたときに困ることを考えてみると、

● 電気が使えない

● ガスが使えない

● 水道が使えない

● 暖房や冷房が使えない

● 普段のように料理できない

● 自宅以外で過ごす可能性がある

 

などがあります。

 

一方、キャンプも基本的には、こうした便利な生活インフラが十分にない場所で過ごします。

 

そのためキャンプ用品には、

 

「電気がなくても使える」
「持ち運べる」
「限られた環境でも生活できる」

 

という特徴があります。

 

キャンプでは「あると便利」だったものが、災害時には「あると助かるもの」に変わるわけです。

 

災害時に役立つキャンプ用品

1.LEDランタン・ヘッドライト

停電したとき、まず困るのが明かりです。

 

キャンプ用のLEDランタンがあれば、部屋全体を照らしたり、食事をしたりするときに使えます。

 

さらに持っていると便利なのがヘッドライト。

 

両手を空けたまま使えるので、暗い場所で荷物を探したり、移動したりするときにも役立ちます。

 

キャンプでは雰囲気を重視してオイルランタンなどを使うこともありますが、防災用として考えるなら、火を使わないLEDタイプのほうが扱いやすいでしょう。

 

乾電池式なら予備電池を、充電式ならモバイルバッテリーなどの電源も一緒に準備しておくと安心です。

 

2.モバイルバッテリー・ポータブル電源

災害時でもスマートフォンは重要な情報源になります。

 

家族との連絡だけでなく、

● 災害情報の確認

● 避難情報の確認

● 地図

● ニュース

● SNSなどによる地域情報の収集

 

など、さまざまな用途があります。

 

そのため、スマートフォンを充電できる環境はできるだけ確保しておきたいところです。

 

普段のキャンプで使っているモバイルバッテリーがあれば、それだけでも立派な防災用品になります。

 

さらにポータブル電源があれば、容量や出力に応じてスマートフォン以外の機器にも電力を供給できます。

 

ただし、持っているだけで安心してしまうのは禁物。

 

いざというときにバッテリーが空では意味がないので、定期的に残量を確認しておきましょう。

 

3.カセットコンロ・キャンプ用バーナー

ガスや電気が止まってしまったとき、温かいものを食べられる環境はとても貴重です。

 

カセットコンロやキャンプ用バーナーがあれば、

● お湯を沸かす

● レトルト食品を温める

● インスタント食品を作る

● 簡単な調理をする

 

といったことができます。

 

キャンパーならシングルバーナーを持っている人も多いと思います。

 

ただし、防災目的で考える場合は「使えるかどうか」だけでなく、安全性も大切です。

 

燃焼器具は一酸化炭素中毒や火災の危険があるため、テント内や換気の悪い室内など、使用が想定されていない場所では使わないようにしましょう。

 

また、燃料にも使用期限や保管上の注意があります。

 

普段からキャンプで使いながら備蓄分を入れ替えていくと、無理なく管理できます。

 

4.クーラーボックス

キャンプでは飲み物や食材を冷やすために使うクーラーボックス。

 

これも停電時には役立つ可能性があります。

 

冷蔵庫が止まってしまった場合、保冷剤や氷と組み合わせることで、一時的な保冷スペースとして利用できます。

 

特に夏場は食品が傷みやすいため、クーラーボックスを持っていることが助けになる場面もあるでしょう。

 

普段キャンプで使っている保冷剤も、できれば冷凍庫に入れておく。

 

たったそれだけでも普段のキャンプ用品が「備え」に変わります。

 

5.寝袋・キャンプマット

寝袋やマットも、防災との相性がいいキャンプ用品です。

 

停電によって暖房が使えなくなった場合や、避難先で過ごすことになった場合などに活用できます。

 

特に忘れたくないのがマットです。

 

キャンプをしたことがある人なら分かると思いますが、地面や床から伝わってくる冷たさは想像以上です。

 

寝袋だけではなく、身体と床の間にマットを入れることで、寝心地だけでなく寒さ対策にもなります。

 

キャンプでは快適性を高めるための道具ですが、災害時には身体を休ませるための重要な道具になるかもしれません。

 

6.ウォータージャグ・給水タンク

断水すると、普段何気なく使っている水のありがたさを実感することになります。

 

キャンプ用のウォータージャグや給水タンクがあれば、水を運んだり保管したりするために使えます。

 

折りたたみ式のウォータータンクなら、普段はコンパクトに収納できるのもメリットです。

 

ただし、容器があるだけでは飲料水そのものの備蓄にはなりません。

 

保存水などの備蓄と、「水を運ぶための道具」の両方を考えておくことが大切です。

 

7.テント・タープ

「災害時=避難所」と考えがちですが、状況によって必要になるものは変わります。

 

テントやタープも、必ず必要になる防災用品ではありません。

 

それでも、屋外で一時的なスペースを作ったり、日差しや雨を避けたりする用途では役立つ可能性があります。

 

そしてキャンパーの強みは、単にテントを「持っている」だけではないこと。

 

普段から設営しているので、

 

必要になったときに実際に使える。

 

これは意外と大きな違いだと思います。

 

キャンプ用品を「防災用品」にするために大切なこと

ここまで紹介してきたものの中には、すでに持っている道具も多いのではないでしょうか。

 

でも、キャンプ用品を持っているだけで災害への備えが完成するわけではありません。

 

大切なのは、

 

「いざというとき、すぐ使える状態になっているか」

 

です。

 

例えば、

● ランタンの電池は入っているか

● モバイルバッテリーは充電されているか

● ガス缶の残量は十分か

● 寝袋やマットはすぐ取り出せるか

● ウォータータンクは劣化していないか

 

キャンプに行く前なら確認することでも、家にしまってあると意外と忘れてしまいます。

 

防災のためだけに特別なものを用意するのではなく、普段キャンプで使いながら、ときどき状態を確認する。

 

そんな備え方なら続けやすいと思います。

 

「使ったことがある」ということもキャンパーの備え

キャンプ用品が防災に役立つ理由は、道具そのものだけではありません。

 

キャンパーは普段から、

 

ランタンを点けたり、
バーナーで料理したり、
テントを設営したり、
限られた水を使ったり、
暑さや寒さへの対策を考えたりしています。

 

つまり、道具を持っているだけではなく、実際に使った経験がある。

 

災害が起きてから初めて説明書を読むのと、何度も使ったことのある道具を取り出すのとでは、安心感も大きく違うはずです。

 

キャンプを楽しむこと自体が、結果として災害への備えにつながっている。

 

そう考えると、キャンプという趣味にはまた違った価値が見えてきます。

 

まとめ|キャンプ道具を一度「防災目線」で見直してみよう

防災というと、非常食や防災バッグなど「防災専用のものを買わなければ」と考えてしまいがちです。

 

もちろん専用品が必要なものもあります。

 

でも、キャンパーならまずは家にあるキャンプ道具を見直してみてください。

 

ランタン、バーナー、クーラーボックス、寝袋、マット、ウォータータンク。

 

普段は休日を楽しませてくれる道具たちが、もしものときには家族を支えてくれる道具になるかもしれません。

 

僕自身も今回、防災について考える中で、

 

「キャンプ道具を持っていること」以上に、「普段から使っていること」が備えになる

 

のだと感じています。

 

防災のためだけに何かを始めるのではなく、普段のキャンプを楽しみながら備えていく。

 

キャンパーだからこそできる、そんな防災の形があってもいいのではないでしょうか。

 

キャンプと防災の共通点や、キャンパーだからこそできる備えについては、こちらの記事でまとめています。

キャンプ用品は災害時にも役立つ!キャンパー目線で考える本当に必要な防災グッズ

 

あわせて参考にしてみてください。

キャンプ用品は災害時にも役立つ!キャンパー目線で考える本当に必要な防災グッズ

 

地震、大雨、台風。

ニュースで大きな災害を見るたびに、「もし今、自分の住んでいる地域で起きたら」と考えることがあります。

停電したらどうするか。

水道が止まったら。

真夏にエアコンが使えなくなったら。

そして、避難が必要になったら。

そんなことを考えていて、ふと思いました。

キャンプをしている人って、実はすでに結構な「防災装備」を持っているんじゃないか?

ランタン、寝袋、マット、バーナー、クーラーボックス、モバイルバッテリー。

普段はキャンプを楽しむための道具ですが、電気・ガス・水道が使えなくなった状況では、そのまま役立つものがたくさんあります。

ただし、キャンプ用品さえあれば防災は完璧、というわけでもありません。

そこで今回は、

「手持ちのキャンプ用品で何ができるのか?」

そして、

「キャンプ用品だけでは何が足りないのか?」

という視点から、災害への備えを一度整理してみたいと思います。

キャンプと防災は、実はかなり近い

キャンプでは普段の生活とは違い、

・家の照明がない
・家庭用コンセントがない
・冷蔵庫がない
・ベッドがない
・キッチンがない

といった環境で一晩、あるいは数日過ごします。

これって、規模こそ違いますが、災害によってライフラインが止まった状況と共通する部分があります。

もちろん、楽しいキャンプと実際の被災生活を同じものとして考えることはできません。

それでも、

「電気がない場所で明かりを確保する」

「限られた道具で食事をする」

「寝具のない場所で身体を休める」

といった経験や道具が役立つ可能性は十分あります。

キャンプを趣味にしている人は、防災用品をゼロからそろえるのではなく、まず家にあるキャンプ道具を確認するところから始めても良さそうです。

そのまま防災用品として使いやすいキャンプ道具

まずは、災害時にも比較的そのまま使いやすいものです。

LEDランタン・ヘッドライト

停電時、最初に困るもののひとつが「明かり」です。

キャンプ用のLEDランタンがあれば、部屋全体をある程度照らすことができます。

さらに個人的に重要だと思うのがヘッドライト。

両手を空けたまま使えるので、

・荷物を探す
・夜間に移動する
・料理する
・片付ける

といった場面で便利です。

普段使っていない場合でも、定期的に充電状態や電池を確認しておきたいところです。

モバイルバッテリー

スマートフォンは災害時にも、

・家族との連絡
・災害情報の確認
・避難場所の検索
・ライト
・地図

など、重要な役割を持ちます。

だからこそ、モバイルバッテリーはかなり重要。

キャンプや旅行用に持っている人も多いと思います。

ただ、持っているだけで充電が空では意味がないので、こちらも定期的に残量を確認しておきたいですね。

寝袋(シュラフ)

避難所や車内など、自宅のベッド以外で休む必要がある場合、キャンプ用の寝袋が役立つ可能性があります。

特に気温の低い時期は、身体を冷やさないことが重要です。

家族分の寝袋があるなら、それだけでもひとつの備えになります。

キャンプマット

個人的には、寝袋以上に忘れたくないのがマットです。

キャンプをしたことがある人なら分かると思いますが、地面に直接寝るのは想像以上につらいもの。

体育館など硬い床で休む場合にも、キャンプ用マットがあるだけで身体への負担はかなり変わります。

折りたたみ式、インフレーターマットなど、普段使っているものをすぐ取り出せる場所に置いておくと良さそうです。

クーラーボックス・保冷剤

停電すると冷蔵庫や冷凍庫も使えなくなります。

そんなとき、クーラーボックスと保冷剤があれば、食品などを一時的に保冷できます。

夏場のキャンプで使っている大型クーラーがあるなら、それも立派な防災用品になりそうです。

条件次第で役立つキャンプ用品

続いては便利ではあるものの、使い方や場所に注意したいものです。

キャンプ用バーナー・カセットコンロ

温かい食事を作ったり、お湯を沸かしたりできる火器は、ガスや電気が止まったときに便利です。

ただし重要なのが、

換気と使用場所。

キャンプ用バーナーや炭火などを、換気のできない室内やテント内で安易に使用するのは危険です。

一酸化炭素中毒や火災につながる可能性があります。

災害時だからこそ、普段以上に安全な使い方を意識したいところです。

ポータブル電源

最近のキャンプではポータブル電源を使う人も増えました。

スマートフォンや照明、小型家電などへ電力を供給できるため、停電時にも非常に心強い存在です。

ただし、

「防災のためだけに高価なポータブル電源を買う必要があるのか?」

については、少し冷静に考えてもいいと思います。

普段からキャンプや車中泊で使う人なら、防災にも使えるという意味で非常に相性の良いアイテム。

一方、普段まったく使わないのであれば、必要な電力量や用途を考えてから購入しても遅くありません。

ポータブル電源は、容量によって使える家電や使用時間が大きく変わります。防災用として何Whくらい必要なのか、キャンプとの兼用も含めた選び方はこちらの記事で詳しくまとめています。

防災にポータブル電源は必要?キャンプ兼用で考える容量と選び方

 

テント・タープ

「災害時=テント」というイメージもありますが、必ずしも最優先ではないと思っています。

自宅が安全なら在宅避難になる可能性もありますし、避難所では自由にテントを張れるとは限りません。

一方で、

・庭
・安全が確保された屋外
・車と組み合わせた避難

などでは役立つ可能性があります。

「持っていれば絶対安心」というより、状況によって活躍する装備と考えておくのが良さそうです。

キャンプ用品だけでは足りないもの

ここが今回、一番大切だと思っているところです。

キャンプ用品をたくさん持っていても、それだけで災害への備えが完成するわけではありません。

飲料水

キャンプなら現地で水を確保できますが、災害時にはそうはいきません。

飲料水はキャンプ用品とは別に備蓄しておく必要があります。

料理や衛生面でも水は必要になるため、「飲む量だけ」で考えないことも大切です。

非常食

キャンプ用の食材は基本的に「これからキャンプに行く」と分かっているから準備できます。

災害は突然やってきます。

そのため、

・長期保存できる食品
・そのまま食べられる食品
・少ない水で食べられるもの

などを普段から備蓄しておく必要があります。

普段食べている食品を少し多めに買い、使ったら補充する「ローリングストック」も取り入れやすい方法です。

簡易トイレ

意外と見落としやすいのがトイレです。

断水した場合、家庭のトイレが普段通り使えるとは限りません。

キャンプ用品をいくら持っていても、簡易トイレを持っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

これはキャンプ用品とは別に準備しておきたい防災用品のひとつです。

災害用トイレは、「何個あればいいのか」が意外と分かりにくい備えのひとつです。家族の人数に応じた必要回数や、携帯トイレ・簡易トイレの違いについてはこちらの記事で詳しくまとめています。

災害用の簡易トイレは何回分必要?キャンプ・車載も考えて備える

救急用品・常備薬

ケガへの備えや、普段服用している薬もキャンプ道具だけではカバーできません。

救急セットを用意するとともに、自分や家族に必要なものを確認しておくことが大切です。

ラジオなどの情報収集手段

スマートフォンは便利ですが、通信障害やバッテリー切れの可能性もあります。

防災ラジオなど、スマートフォン以外から情報を得られる方法も検討しておくと安心です。

真夏の災害では「暑さ」への備えも必要

夏キャンプをしていると、暑さの怖さを感じることがあります。

そして真夏の災害で停電した場合、当然ながらエアコンも使えなくなります。

特に最近の夏は気温が非常に高く、

「水と食料があるから大丈夫」

だけでは十分ではない可能性があります。

・十分な飲料水
・保冷剤
・クーラーボックス
・冷却用品
・充電式扇風機
・ポータブル電源

など、暑さをしのぐ方法についても考えておきたいところです。

キャンプで行っている暑さ対策が、そのまま防災につながる部分もありそうです。

特に真夏の停電では、暑さ対策や熱中症対策が重要になります。キャンプ用品を使ってできる備えについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

真夏の停電に備える|キャンプ用品でできる暑さ・熱中症対策

車にも最低限の防災用品を積んでおく

キャンプへ車で行く人なら、「車の防災」についても一度考えておきたいところです。

大雨や地震などで道路が通行できなくなり、車内で長時間待機する可能性もあります。

例えば、

・飲料水
・非常食
・モバイルバッテリー
・ライト
・簡易トイレ
・タオル
・防寒用品

など。

普段のキャンプ用品の一部と合わせて、最低限の備えを車に置いておくのも良さそうです。

ただし、真夏の車内は非常に高温になるため、食品・電池・バッテリー類などを常時積みっぱなしにする場合は、それぞれの保管条件を必ず確認しましょう。

災害は自宅にいるときに起きるとは限りません。車での移動中や外出先で被災した場合に備えて、車に常備したいものと、出掛ける日に持ち込みたいものをこちらの記事で整理しています。

車に積んでおきたい防災グッズ|キャンパー目線で考える車載防災

キャンパーなら「防災用品を買う」前にキャンプ道具を確認してみよう

防災について考えると、

「あれも買わなきゃ」

「これも必要かも」

と、どんどん物が増えてしまいます。

でもキャンプを趣味にしている人なら、まずは家にある道具を一度並べてみると良いかもしれません。

ランタンがある。

寝袋がある。

マットもある。

クーラーボックスもある。

モバイルバッテリーもある。

そう考えると、すでに持っているものは意外と多いはずです。

そこから、

「災害時に足りないものだけを追加する」

という考え方なら、無駄な買い物も減らせます。

我が家でも一度、キャンプ道具を防災目線で見直してみようと思う

キャンプ用品は、基本的には遊ぶための道具です。

お気に入りのテントを張って。

ランタンを灯して。

外でご飯を作って。

寝袋に入って眠る。

そんな楽しい時間のために買ったものです。

でも、それらがいざというとき、自分や家族を守る道具になる可能性もあります。

最近の自然災害を見ながら、改めてそう感じました。

だから我が家でも、

「何を持っているのか」

「すぐ使える状態なのか」

「逆に何が足りないのか」

を一度確認してみようと思います。

キャンプ用品を買い足すというより、

今持っているキャンプ道具を、防災という視点でもう一度見てみる。

キャンパーにとっては、それが一番始めやすい災害への備えなのかもしれません。

具体的にどんなキャンプ用品が災害時に役立つのかについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

キャンプ用品は防災に使える?災害時に本当に役立つキャンプ道具を紹介